●試聴
家にあるアンプは、白箱で購入したTopping TP20-Mark2です。
http://www.sirobako.com/shopbrand/008/P/
音源はPC、利用用途としてもそのままデスクトップスピーカーのつもりでした。
普段の作業用に音楽を鳴らす分には、全然問題なさそうです。
吸音材についての調整は、緩衝材で、ちょっとやってみましたが、変化は感じられませんでした(耳の問題かもしませんが)。なので、なしで行こうと思っています。
箱が音の振動と共振してしまって、反響のような余韻が残ってしまう、いわゆる箱鳴りという現象があります。
吸音材はこの箱鳴りの緩和のために入れるとされるようですが、箱が軽すぎるためにいくら吸音材とはいえ緩和しきれないのかもしれません。この辺は、これはこれで一つの個性なのだと考えることにします。
やはり仮組みの段階では、密閉度が足らなかったのか、きっちりボンドで接着して聞くと音が引き締まったような気がします。ただし、迫力有る低音はありません。それでも、デスクトップの上でささやかに楽しむ分には十分な気がします。音量を上げて、迷惑になるかならないかくらいにすると真価がよく判ります。だけど、なかなかボリュームを上げて聴けることはないだろうなあ。
設計どおり、低音の量感がアップしている気がします。低音の伸びが弱点ではありますが、音楽によっては、全然気になりません。aikoとかよいです。
むしろ、音楽よりも、テレビの音のほうが聴きやすいかもしれません。厚みがあって、広がりがないことが、人の話し声をクローズアップする効果としていいようです。
制作を企画してから、設計と実作業はほぼ一日くらいで終わりました。
ほとんど思いつきで行動したのです。工具がすでにあったから出来たのでしょうね。

●おわりに
今回は、コストを絞って制作しました。なので、その出来に不満を感じてもOKなのです。
(資材自体の不満以外なら)いくらでも直しが利くでしょう。
今回の制作で得たことは、やはり、ダンボールは加工が楽だということ。
この感じなら、もう少し複雑な形で設計しても十分に実現できそうです。スピーカーユニットをグレードアップさせてみて、少し気の利いた形状を構想していくのも悪くないです。どれだけの向上が見込めるかも楽しみの一つになります。
まあ、しかし、ダンボールによる大型化はやはり無理があるかもしれません。大きなダンボールのストックが少ないというものありますが、何より、小型だからこそ微笑ましい印象で終われるのであって、大きかったら、やはり巨大なゴミの塊になってしまう気がします。
以上、おわり。(2011.06.26)
追記(2011.07.24)
制作より一ヶ月。デスクトップで鳴らしています。
あれやこれやしていたデスクトップ用のダンボールスピーカーですが、最近、ものすごく音がクリアです。
この小さいダンボール箱とスピーカーユニットで、篭る感じがない。
馴染みの音楽を鳴らしたときに、耳を引き寄せるように、聞こえなかった音が聞こえるようになりました。
一体、何が影響したのか。エイジングでしょうか。実は結構鳴らしてたユニットだったので、すでにエイジングは終わってたように思っていたのですが。とにかく、いい意味で驚きました。
0 件のコメント:
コメントを投稿